横瀬智也BLOG

平安末期と鎌倉殿の13人

皆さんこんにちは!

現在NHKで放送中の「鎌倉殿の13人」ですが
源平合戦は日本史ファンにもとりわけ人気の高い
時代であります。

本作では、
木曽義仲、粗野な部分があるが真っ直ぐな人間として
描かれています。
「三種の神器って何ですか?」
と言ったり、牛車から飛び降りる描写は
前々回での実直で誠実な性格にもかかわらず
都人からの不評を買う原因を殊更に大げさに
扱うことで、都育ちの頼朝の深謀に翻弄されていく
わけですね。あくまで、史実とは異なる
ということを頭に入れてみる必要があります。
だいたいNHK大河では、木曽義仲と巴、今井兼平
くらいしか出てこないのですが平家物語にはほかにも
山吹御前や葵御前という女性が出てきます。
(ほぼ、巴御前とのキャラ被りのせいか、この手のドラマで
出てくることはほぼありませんが、NHK人形スペクタクル
平家物語では山吹御前は巴御前とともに、登場します!)

本作では、清盛、後白河法皇だけでなく頼朝、義経も
悪人であったり、ずる賢い面があったりと
平家は1代、源氏が3代で滅ぶことを示唆するような
内容になっています。

一方で、三浦義村は、ドラマの最終(北条政子死後)
も最初から、活躍する史実通りの思慮深い人間として描かれているのが
印象的ですね。(本ドラマでも、石橋山でも頼朝を裏切ったのではなく、状況を把握した上で
動けなかったという設定にしてありました)

10日の放送分では、義高と大姫の悲劇がいよいよ暗示するような
流れとなっていましたね。

これからの放送が一層楽しみです!

ちょうど現在アマゾンプライムや、ネットフリックスでは
アニメ平家物語が配信されています。
平行してみると一層楽しめるかもしれません。

アニメ 平家物語

 

 

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